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お葬式に参列する女性の持ち物をおさらい!マナーもチェック

お葬式は突然知らせが来るものです。社会人、ましてや30代ともなるとお葬式に参列するための服や持ち物、マナーは失礼のないように理解し、備えておきたいですね。

この記事では、お葬式に参列するときの女性の持ち物とそのマナーについて詳しく解説します。お葬式の持ち物やマナーについて不安がある方は、この記事でおさらいしてください。

お葬式に必要な持ち物は?

お葬式に必要な持ち物は、以下の4つです。

●香典

●袱紗(ふくさ)

●数珠

●ハンカチ

それぞれどのような役割を持ち、なぜ必要なのかを詳しく解説します。

香典とは、お葬式もしくはお通夜に参列するときにご遺族に渡すものです。

不祝儀袋(香典袋)にお金を包んで入れ、参列する人のフルネームを袋の下段に書きます。

香典袋が自宅にない場合は、コンビニなどで購入できます。

また香典袋の表書きは筆書きが適当であるため、薄墨の筆ペンも香典袋と合わせて揃えておくと良いでしょう。

香典袋の表書きの書き方は、先方の宗教によって少しずつ異なります。仏教の場合は「御香典」「御霊前」と記入しましょう。もし先方の宗教が不明の場合は「御香典」と書きます。下段には下の画像のように参列する人の氏名をフルネームで記入してください。

香典の金額の相場は、ご自身の年代と故人との関係によって変わります。ご自身が30代の場合、以下の金額が香典の目安です。

親、兄弟姉妹5万円~10万円
親戚1万円~3万円
友人、知人、職場関係3千円~1万円

香典に入れるお札は「使い古したもの」です。

新札を入れると「あらかじめ葬式に参列することがわかって用意していた」と解釈されるため、新札しかない場合は折り目をつけるといった対応をしてから袋に入れましょう。

袱紗(ふくさ)

袱紗は香典を包むための物です。

袱紗を選ぶ際のポイントは、不祝儀用であるため濃い紫やグレー、濃い緑といった色のものを選ぶことです。明るく派手な色の袱紗はお葬式には不適であるため、避けましょう。

お金を入れ、表書きをした香典を袱紗に丁寧に包んで持参します。

数珠(じゅず)

数珠はお葬式に参列するとき、忘れがちな持ち物のひとつです。お葬式でお焼香をする際に数珠が必要なため、忘れずに持参しましょう。

ハンカチ

お葬式にハンカチを持参する場合は、素材や色に注意が必要です。

タオル地のハンカチや、色合いの派手なハンカチはマナー違反のため避けましょう。綿や麻、ポリエステル等の素材で色合いはグレーや黒、白など地味な物が適しています。

自分の涙を拭くに限らず、他の参列者に貸すことがあるかもしれないため、清潔かつアイロンをかけてシワを伸ばしたものを持参することをおすすめします。

お葬式にあると便利な持ち物【女性向け】

ここからは必須ではないものの、お葬式に参列する際の女性の持ち物としてあると便利なものを紹介します。備えておくことで緊急事態に対応できるため、覚えておくといいですね。あると便利なお葬式の持ち物は、以下の3つです。

●予備の黒ストッキング

●メイク道具

●ヘアゴム

それぞれ詳しく解説します。

予備の黒ストッキング

お葬式に参列する場合は、スカートにしてもパンツスタイルで参列するにしても黒のストッキングを履くことが多いものです。


ストッキングによっては破れやすい商品があるため、予備の黒いストッキングを用意しておくと良いでしょう。
自分は問題なくても、参列者が困っているときに予備のストッキングがあれば、さりげなく差し出すこともできますね。社会人として何事にも備え、落ち着いた対応ができることも、ひとつのスマートなマナーです。

メイク道具

簡単なメイク直しができる化粧品も用意しておきましょう。お葬式では涙でメイクが崩れてしまうことも考えられます。

フル装備とまではいかなくても、アイメイクを整えられるものやファンデーションなど、かさばらないメイク道具を持参するといいでしょう。

お葬式では化粧直しをする可能性があることを念頭に置いておくことで、忘れずに準備できます。

ヘアゴム

お葬式に参列する際は、長い髪は後ろで一つにまとめるのがマナーです。

ヘアゴムの予備があると、まとめた髪のゴムが切れてしまった場合に対応できます。ゴムの色味は黒か濃い茶色を選び、派手な色のものは避けましょう。髪が乱れたときにも対応できるよう、ヘアゴムだけでなくヘアピンがあるとより心強くなります。

他の参列者に不快感を与えないこと、故人への弔意を礼儀を尽くして示すことが、お葬式におけるマナーです。ヘアスタイルにも気を配りましょう。

会社関係のお葬式で必要な持ち物は?

ここからは、会社や取引先など仕事の関係者のお葬式に参列するにあたって必要な持ち物について解説します。

基本的な持ち物に加えて、持参しなければならないものがあるため、覚えておきましょう。

会社関係のお葬式には名刺を持参

会社関係のお葬式に参列する場合は、香典、袱紗、数珠、ハンカチに加えて自分の名刺を持参します。

会社関係者は多岐にわたり、人数が多くなる傾向があるため、自分の身元を証明するために名刺が必要です。名刺があることで、ご遺族や主催者が正確に、手間なく把握できるようになります。

会社関係の葬儀で名刺を渡す際は、下図赤丸部のように自分の名刺の右上に「忌」という字を書いたものを渡します。

「忌」の字を書くときには、黒いボールペンなどを使います。鉛筆や色つきのペン、シャープペンシルは避けましょう。

「忌」の文字を書き忘れてお葬式に参列した場合は、下図赤丸部のように名刺の左下を少しだけ折り曲げておきます。名刺の左下を折り曲げることで「忌」の文字を記入したことと同じ意味になります。

女性のバッグは黒・ツヤなし・小さめハンドバッグ

お葬式に参列する女性の持ち物のうち、バッグには以下5つのふさわしいマナーがあります。

●黒色

●小さめのハンドバッグ

●ツヤ、光沢がないもの

●ショルダーバッグはNG

●金具や装飾は避ける

お葬式の持ち物としてバッグを選ぶ際は、上記5つのポイントを押さえて選びましょう。

袱紗が濃い紫や濃い緑色がマナー違反ではないのに対して、お葬式の女性の持ち物としてのバッグの色は「黒」がマナーとされています。バッグは服装と同じものとみなされることから、喪服と同じ黒に揃えます。

これからお葬式用のバッグを選ぶ場合、布製のバッグが適しています。革製のバッグは殺生を想起させるとの理由から、お葬式では避けたほうが良いでしょう。ツヤや光沢があるもの、金具や装飾があるものはお祝いや喜びといったイメージがあることから、お葬式の持ち物としてはふさわしくありません。
バッグは小さめで、形状はハンドバッグのタイプを選びます。

お葬式のバッグは普段使いと併用せず、お葬式のためだけに揃えるといざというときに困らずに済みます。

まとめ

女性向けに、お葬式で必要な持ち物について解説しました。お葬式は突然知らせが来るものです。そのため日ごろからマナーを理解し、準備しておくことで慌てずに支度ができるでしょう。

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レンタルできる礼服・喪服のセット内容は、以下の通りです。

●喪服(礼服)

●バッグ

●靴

●パールネックレス

●袱紗

●数珠

喪服だけではなく、お葬式の持ち物として必要な数珠や袱紗もセットになっているため、ワンストップでお葬式に参列する準備が整います。3泊4日のゆったりしたスケジュールでレンタルできるため、お葬式を挟んでも余裕をもって返却することが可能です。

思わぬご不幸があったとき、身の回りの品まで気が回らないこともあります。落ち着いてお葬式に参列するために、ぜひエニタイムドレスブラックの礼服レンタルサービスをご活用くださいませ。