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お葬式の喪服の靴はヒールなしでもいい?マナーと対策を紹介

「喪服の靴はヒールなしでもいい?」と考えたことはありませんか?お葬式の基本のスタイルは、喪服に黒ストッキング、そして黒のヒールパンプスですよね。しかし、「ヒールを履くと足が痛くて辛い…」「履き慣れていないから歩き方がぎくしゃくする」などヒールを履くことが苦痛になることもあるかもしれません。

お葬式において、ブラックフォーマルに身を包むことで、亡くなった方や遺族への敬意を示したり、悲しみの気持ちを服装で表したりすることができます。そのため、服装や靴のマナーは守りたいもの。

そこで、この記事では、お葬式の喪服に合わせる靴はヒールなしでもいいのかについて解説します。お葬式でNGな靴のマナーや、パンプスで失敗しないための試着ポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

喪服の靴はヒールなしでもOK?

お葬式で履く靴は、基本的には黒のヒール靴を選びましょう

ヒールのないぺたんこの靴はカジュアルに見えてしまうので、冠婚葬祭などのフォーマルな場では、ヒールのある靴がマナーです。しかしながら、妊娠中や怪我などでヒールが不安定な方は、転倒や怪我を防ぐためにもぺたんこのパンプスを選びましょう。また、ヒールのある靴で足に痛みが出る場合は、足を痛めてお葬式参列に支障が出ないように、無理せずヒールなしの靴を選ぶといいですね

喪服に合わせる靴は、高さは3〜5センチがふさわしく、ある程度太さのあるヒールを選びます。3センチの太いヒールであれば、普段目にするハイヒールよりも安定して歩きやすいので、意外と履きやすいかもしれません。

【お通夜・お葬式】意外とNGな靴は?

お通夜では、黒の布製の靴を選ぶようにします。殺生を連想させる革製品は、お葬式ではNGとされていますが、靴は革製品が多いため、例外的にOKとされています

「きれいめの黒靴なら何でもOK?」と思いがちですが、実はNGな靴が多くあります。お葬式で意外にもNGな靴をみていきましょう。

ローファーやひも靴・バレエシューズ

ローファーやひも靴、バレエシューズは一見きれいな雰囲気ですが、実はカジュアルな靴のため、お葬式のフォーマルな場にはふさわしくありません。

制服で参列する学生はローファーで問題ありませんが、大人は避けましょう。いわゆる「おじ靴」のような革のひも靴やバレエシューズもカジュアルシーンの靴のため、お葬式には適しません

茶色やネイビー色の靴

茶色やネイビー、グレーなどは落ち着いた色ではありますが、お葬式には不向きです。お葬式では、全身を黒色で統一させるため、他の色では目立ってしまうほか、失礼に当たることがあるので注意しましょう。

ぺたんこの靴

ご紹介した通り、ぺたんこの靴はカジュアルなイメージになるため、お葬式にはヒールのある靴を選びましょう。もちろん、体調や足の具合などに応じて、ぺたんこの靴を選ぶといいですね。

ヒールが高すぎる靴

黒のヒール靴がマナーですが、ヒールが高すぎるものもNGです。安定しないことはもちろん、高すぎるヒールは華やかな印象になってしまうので、お葬式では控えたいですね。

ピンヒール

ヒールが細いピンヒールも華やかに見えてしまいます。ピンヒールは安定感がない靴であり、さらに歩くときにコツコツ音がしますよね。静かで厳粛なお葬式の場でヒールの音が響いてしまうことがないよう、太いヒールを選びましょう。

ポインテッドトゥ

つま先がキュッと尖ったポインテッドトゥはおしゃれな印象になるのでお葬式では不向きです。ラウンドトゥやスクエアトゥ、アーモンドトゥなど、ベーシックな形を選ぶといいですね。

エナメルやスエード素材の靴

エナメルやスエードなどのファッション性が高い素材はお葬式ではNGです。特に、エナメル素材は光沢があり、光るものやツヤを控えたいお葬式の場では目立ちやすくなります。布製や光沢のない革製を選びましょう。ラメなどの素材ももちろんNGです。

サンダル系の靴

オープントゥやサンダル、ミュールなどのつま先や足が露出するデザインはお葬式では避けるようにしましょう。お葬式では、極力肌の露出を控えることがマナーです。

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ヒールの靴が苦手なときの対策7選

「履けないわけではないけどヒールの靴が苦手」という方は、ヒールの靴の選び方を見直してみましょう。さらに、予めヒールの靴に対策をしておくと、歩きやすさがアップし、痛み対策にもなります。ヒールの靴が苦手な方に向けて、おすすめの対処法をご紹介します。

低めで太いヒールを選ぶ

ヒールが低く、太いデザインの靴を選びましょう。5センチと3センチでは歩きやすさに大きな違いがありますので、手持ちの靴を見直してみるといいですね。

履き口が深いデザインを選ぶ

履き口が深く、脱げにくいデザインの靴がおすすめです。履き口が浅いとパカパカと脱げやすくなるため、歩くときにストレスになります。

金具がないストラップ付きを選ぶ

パカパカ脱げないようにするには、ストラップ付きの靴を選びましょう。特にヒールの靴に慣れていない方は、ストラップ付きがいいですね。お葬式の場では、金属のように光る素材は控えるようにするため、ストライプに金具がないデザインが適しています。

足の形に合わせたトゥラインを選ぶ

足の指を痛めないようにするには、足の形に合わせたトゥラインを選びましょう。親指が一番長い「エジプト型」の場合はラウンドトゥやスクエアトゥが適しています。人差し指が長い「ギリシャ型」ならアーモンドトゥやセミスクエアトゥ、指の長さがほぼ同じ「スクエア型」ならスクエアトゥがおすすめです。

前すべり防止の対策をする

靴の中で足が前に滑らないように対策しましょう。ヒールの高いパンプスの場合、靴の中で足が前に滑り、マメができたりつま先が痛んだりします。前すべり対策のインソールやつま先のクッションなどを使うと対策できます。

予め靴擦れ対策をする

パンプスによる靴擦れに悩む方は、靴擦れが起こる前に、予め絆創膏などで対策しておきましょう。ほかにも、かかとに貼る靴擦れ対策のジェルパットがあると、靴擦れ予防に効果的です。靴擦れに悩むことが多い方は、お葬式に参列する際に絆創膏を持参しましょう。

インソールを入れる

パンプスのサイズがしっくりこないときは、インソールで調整して脱げないようにしましょう。ほかにも、パンプスを履くと足の裏の疲れが気になったり、負担を感じるときは、クッション性のある中敷きを入れると、ふわっとした履き心地で長時間ヒールを履いてもストレスを減らすことができますよ。

【ヒールの靴が痛い方】失敗しないパンプスの試着ポイント

ヒールの靴が苦手な方は、靴を選ぶ段階から見直してみてはいかがでしょうか?失敗しないパンプスの試し履きポイントをご紹介します。

足がむくみやすい夕方や夜に試着する

パンプスの試着は、足がむくみやすい夕方や夜がおすすめです。足のむくみによって、午前中と午後ではサイズが異なるため、むくんで足のサイズが大きいときに選ぶと失敗しにくくなります。

つま先立ちをしてもパカパカしない

背伸びをしてつま先立ちになっても、パカパカと脱げないパンプスを選びましょう。足の甲部分にすき間が空きすぎると脱げやすくなるため、指1本分ほどの余裕を持たせます。

歩いたときに違和感がない

試し履きをしたら、最低でも10歩は歩いて違和感がないか確認するといいですね。足のきつさやつま先、ヒールの安定具合などをチェックしましょう。足首も回して、くるぶしの高さと合っているか確認します。

かかとの中心にヒールがくる

かかとの中心にヒールがくるパンプスを選びましょう。グラグラせず、安定したヒールを選ぶと、バランスよく体重がかかるので、疲れにくくなりますよ。

大きい靴はNG

足の痛さを気にしてワンサイズ大きな靴を選ぶと、足を痛める原因になります。また、足のサイズだけではなく、足の幅を意識して選ぶといいですね。

まとめ

喪服に合わせる靴は、ヒールなしのものはマナー違反となりますが、体調や怪我などの理由がある場合は、シンプルなヒールなしの靴を合わせるようにしましょう。

また、お葬式における靴のマナーは細かいので、この機会にぜひ見直してみましょう。パンプスのヒールが苦手な方は、ご紹介した対策や試着のポイントをぜひ参考にして、快適にヒールの靴を履いてくださいね。

お葬式の靴は履く機会が限られていますので、必要なときに喪服と合わせてレンタルする方法もあります。東京渋谷で試着ができるレンタル喪服サービス「エニタイムドレスブラック」は、喪服はもちろん、靴も試し履きができるので、足のサイズが気になる方やパンプスが苦手な方も、失敗を防いでパンプスを選ぶことができます。

靴のヒールストレスを防ぎながら、マナーに配慮した靴でお葬式に参列しましょう。