ふさわしい喪服のスカート丈は?デザインやスリットのポイントも紹介
喪服を購入する際や、譲り受けた喪服を着る際に、サイズ感だけではなくスカート丈が気になることがあるでしょう。短すぎ・長すぎでマナー違反になることは避けたいものです。
この記事ではこれから喪服を購入する方や持っている喪服のスカート丈がマナー違反でないか知りたい方に向けて、ふさわしい喪服のスカート丈やお葬式に参列するときのスカートのデザイン、スリットのポイントについて解説します。
喪服のスカート丈は失敗しやすい?
喪服のスカート丈について、不安に感じる人は少なくありません。女性の喪服はワンピースタイプであることがほとんどのため、スカート丈を調節しにくいのです。
そのためお葬式に参列する際にマナー違反とならないスカート丈の範囲を知り、マナーにふさわしい喪服で参列できるよう、備えておくと安心です。
お葬式はフォーマルな場であるため、誤ったスカート丈の喪服で参列すると自分が恥をかくだけではなく、喪主や関係者にも恥ずかしい思いをさせてしまいます。
ここからは、お葬式にふさわしい喪服のスカート丈について、より具体的にみていきます。
喪服のスカート丈のマナー
お葬式は亡くなった人を追悼する場です。肌の露出は控えることがマナーとされています。そのため、喪服にふさわしいスカート丈は、座ったときに膝が出ないことが条件です。
喪服には以下のような種類があり、それぞれスカート丈が異なります。
- ●正喪服…くるぶしまで
- ●準喪服・略喪服…ひざ下5㎝、ふくらはぎが隠れる程度
上記のうち正喪服は、喪主あるいは喪主の親族が着用するものであり、和装と洋装があります。喪主や喪主の親族としてお葬式に参列する場合のスカート丈は、くるぶしほど長い丈となります。
準喪服、略喪服は一般的な喪服のことです。喪主や喪主の親族ではなく、第三者の関係者としてお葬式に参列する場合のスカート丈は、座ったときに膝が出ない膝下5cmからふくらはぎが隠れる丈、と覚えておきましょう。
また年齢によってもお葬式にふさわしいとされるスカート丈は変わります。例えば若い20代や30代の場合、立った状態で膝が隠れる程度であれば構わないでしょう。
一方で地域によってもお葬式にふさわしいとされるスカート丈は変わるようです。もしお葬式の服装について疑問がある場合は、その地域の事情に詳しい親戚や知り合いに確認することをおすすめします。
スカート丈が長すぎるのはOK?
肌の露出をしなければいいだろう、と考えてむやみに長い丈のスカートでお葬式に参列するのもまた、マナー違反です。
あまりに長い丈のスカートは正喪服と近いデザインとみなされることから、喪主や遺族よりも格式が高い存在である、と見られてしまうためです。喪服のスカート丈は長ければ長いほど良いわけではありません。
手持ちの喪服のスカート丈がお葬式にはふさわしくないものであった場合は、お直ししてもらう方法があります。お直し料はかかりますが、手持ちの喪服が活用できます。一方で、突然のお葬式では、お直しが間に合わないので、事前にチェックしておく必要があります。
万が一手持ちの喪服のスカート丈が参列するお葬式にはふさわしくないものであった場合は、喪服をレンタルする方法があります。お直しと違い、採寸や持ち込みといった手間がかかりません。
スカートのデザインやスリットのポイント
ここからは喪服のスカートのデザインやスリットのポイントについて、より具体的にみていきます。スカート丈の他に配慮することはあるのか、マナー違反となるデザインやスリットのポイントを紹介するので、ぜひご確認ください。
歩きやすくシワになりにくいフレアタイプ
喪服のスカートのデザインで、歩きやすくシワになりにくいのはフレアタイプのスカートです。
お葬式では立ったり座ったりする動作が多くなります。ただでさえ着慣れない喪服のため、ある程度動きやすいデザインを選ぶことがおすすめです。
フレアタイプのスカートは歩きやすいデザインになっているため、可能であればフレアタイプの喪服を選びましょう。シワになりにくいメリットもあります。
シンプルなデザインを選ぶ
喪服のスカートのデザインは、柄や刺繍などの装飾がない、シンプルなデザインのものを選びましょう。
お葬式は亡くなった方を追悼する場です。参列者が華美な服装をする必要はありません。
生地の特性によるもの以外では、デザイン性の高いスカートはお葬式にはふさわしくありません。シンプルな装飾のないデザインのスカートを選びましょう。
タイトスカートのスリットはOK
喪服のスカートがタイトスカートだった場合、動きやすさのめに入れられたスリットはマナー違反ではありません。機能面で必要なものであるためです。
肌の露出はお葬式に参列するときはNGですが、タイトスカートに入れられたスリット程度はOKとなります。
深いスリットは露出が増えるためNG
タイトスカートのスリットは機能の面からマナー違反ではありません。しかし深すぎるスリットは、肌を露出させてしまうためNGです。
鏡などで後ろ姿を確認して、スリットからの露出が多くないか確認しておきましょう。スリットのデザイン性が高いスカートも要注意です。
まとめ
お葬式に参列するときは、マナーを踏まえたファッションで参列することで、心から故人を追悼できますし、周囲の方も安心してお葬式に臨めるでしょう。とはいえ備えが万全ではないこともありますし、特に喪服のスカート丈は、体形が変化しただけでも変わってしまいます。
この記事で紹介した喪服のスカート丈のマナーを知っておくことで、手持ちの喪服を確認して、スカート丈を今のうちに調整してみてはいかがでしょうか。もしスカート丈の調整が間に合わなかった場合は、エニタイムドレスブラックの喪服レンタルがおすすめです。
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喪服だけではなく、お葬式の持ち物として必要な数珠や袱紗もセットになっているため、ワンストップでお葬式に参列する準備が整います。3泊4日のゆったりしたスケジュールでレンタルできるため、お葬式を挟んでも余裕をもって返却することが可能です。