喪服は着用する機会が少ないため、どうしても準備が後回しになりがちです。「早めに用意すると縁起が悪い？」とあえて準備をしないという方もいるのではないでしょうか？

ただし、急な訃報を受けてから、慌てて喪服を準備すると失敗することもあります。

この記事では後悔しない喪服の準備の仕方についてご紹介します。

早めに喪服を用意することに抵抗感のある方や、購入のタイミングで悩んでいる方のお役に立てるはずですので、ぜひ最後までご覧ください。

喪服を買うタイミングはいつ？縁起が悪いのは本当？

喪服を初めて買うタイミングとして、高校卒業後や就職して社会人になった20代の前半のころ、もしくは結婚するタイミングで、という方もいるようです。

しかし「喪服を早めに用意すると縁起が悪い」という話も耳にします。この話には根拠がないため、あくまでも迷信と捉えたほうがよいでしょう。

また、危篤の状況で喪服を購入すると不謹慎なのでは･･･と感じる方もいるのではないでしょうか。

使用頻度が低い割に高額な喪服は、ついつい後回しになりがちです。急いでいると判断を誤ってしまい、比較検討する時間も持てず、良い買い物ができなくなってしまいます。
そのため、喪服の購入は余裕をもって考えておくほうが良いでしょう。

リクルートスーツやブラックドレスでもOK？

葬儀に参列する際は、喪服の代わりにリクルートスーツやブラックドレスを用いることはお勧めしません。

生地にツヤがあるものや、ステッチが派手なリクルートスーツはお通夜での使用だとしても控えたほうが無難です。同じ黒でも、喪服で使われる黒色とリクルートスーツなどのビジネススーツの黒では全く異なります。

喪服の生地はツヤのないマットな質感で、黒の色味が深ければ深いほど高級品とされているため、横に並んだ際に明らかに分かるほど、生地の違いや黒色に差があります。また、ボタンなど、細かなデザインも異なります。

ほかにも、ブラックドレスはファッション性が高いため、お葬式などの悲しみの席には向かないデザインがほとんどでしょう。
葬儀の出席者には年配の方も多く、社会人として恥ずかしい思いをしないためにも喪服について日ごろから検討しておくと良いでしょう。

喪服は一生もの？

買った喪服がどのくらい長く使えるのか、気になりますよね。流行の服と異なり、一生ものと考える場合もあるかもしれません。ここでは、喪服が長年着用できるのか解説します。

丁寧なお手入れと管理が必要

喪服は使用頻度が低いため、保管状態が悪ければ虫食いやカビが発生し、いざ着用しようとした思った時に使えないことがあります。使用後はクリーニングに出し、定期的に風通しの良い日陰で虫干しするなど、丁寧な管理が必要です。

年齢とともに体型が変化すると使えなくなる

同じ体重でも年齢によって体型は変わります。特に妊娠・出産を経験した女性は体型変化が原因で喪服が合わなくなる場合があるかもしれません。

時代とともにデザインが少しずつ変化、好みが変わることも

喪服のデザインも時代によって少しずつ変化があります。20代で買った喪服が10年後には古臭く感じる場合もあるでしょう。

また、年齢を重ねるごとに好みや似合うデザインも変わってくるため同じ喪服を着用できる期間には限界があります。

何十年も着ることを見越して購入しても、実際は着れなかったという場合もあるため、一生ものとして購入しても着れない可能性を考慮しておきましょう。

購入とレンタル、どっちがお得？

喪服は使用頻度が低く、購入すると高額になることから、レンタルの選択をとられる方もいるでしょう。購入とレンタルはどちらがお得なのでしょうか。

葬儀に行く回数が多い場合は購入がお得

仕事関係の都合などで葬儀に行く回数が多い方は購入した方がお得です。ただし、使用した都度クリーニングに出す必要があり、管理や保管に手間とお金がかかります。

また、喪服に必要な小物類も一緒にそろえる必要があるため、購入時の金銭的負担は大きくなります。

使用頻度が少ない場合は、レンタルの方がお得

喪服を着用する機会が少ないという場合は、レンタルがお得です。持っておくよりも、その都度レンタルした方が費用面や管理の手間も少なく済みます。

喪服レンタルのメリット

喪服レンタルのメリットをご紹介します。

購入タイミングで悩む必要がない

喪服はレンタルすると決めると

「いつか買わないといけない」
「危篤中に買うのは気が引ける･･･」
「もうそろそろ買った方がいいのかな･･･」

と、買うタイミングで悩む必要がありません。

必要になったタイミングでレンタルすればいい、と思うと余計な悩みがなくなります。

クリーニングに出す必要がない

レンタルの場合、クリーニング代も含んだ金額になっているサービスが多く、着用後はそのまま返却するだけでクリーニングに出す必要がありません。喪服のクリーニング代金は普通のスーツより高い場合があります。レンタルだと管理費用がかからずお得です。

今の自分が着たい喪服を選べる

レンタルすると、その時に着たいデザインの喪服が選べることもメリットです。気に入って買ったデザインでも、数年経つと好みが変わる場合があり、似合うデザインも変わってきます。

置き場所やメンテナンスに困らない

レンタルする場合、当たり前ですが自宅で保管する必要がありません。喪服を持っているとクローゼットに保管するスペースが必要になります。また、めったに使わない分、定期的に取り出して風を通すことも必要です。

レンタルの場合、メンテナンスをせずに済む点が大きなメリットでしょう。

喪服レンタルの注意点は？

便利でお得な喪服レンタルですが、注意する点は以下のとおりです。

ネットレンタルは試着できないので注意

ネットで選ぶレンタルの場合、試着ができないため送られてきた喪服のサイズが合わない場合があります。そのため、サイズの選択には注意が必要です。

サイズ表をよくチェックし、口コミ等を活用して慎重に選ぶと良いでしょう。また、到着までどのくらいの日数がかかるかを必ず確認し、必要な時に間に合うよう手配することが重要です。

バッグ、靴、ふくさなどの小物もレンタルできるか確認

レンタルできるものが喪服だけなのか、バッグ、靴、ふくさを含んだ小物もレンタルできるのかはお店によって違います。

喪服用のバッグや靴はマナーに沿って選ぶ必要があります。持っていない場合は併せてレンタルできるお店を選ぶか、小物だけで買いそろえるかを検討しましょう。

黒ストッキングの用意

喪服には黒色のストッキングを着用しますが、肌色のストッキングは持っていても葬儀にふさわしいストッキングを持っていない方もいらっしゃるでしょう。レンタルの場合、意外と忘れてしまいがちな小物です。

肌色のストッキングやタイツではカジュアル感が出てしまうため、30デニール以下の少し肌の色が透けるくらいの黒ストッキングがよいとされています。

細かい部分ですが、意外と目につきやすいため気をつけて用意したいところです。

喪服を買うタイミングで悩むならレンタルがおすすめ！

今回は喪服の購入タイミングについて解説しました。喪服は着用の機会が分からず、さらに着用頻度が少ないため、購入に迷ってしまうものです。購入の際は、メンテナンスが必要であることや、体型・好みによって買い替えが発生することも念頭に置いておくと良いですね。

「喪服を一つ持っておいたほうがいいのかな？」と考えている方はレンタルを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。いつ買えばいいか悩む必要もなく、費用も抑えることができます。管理費、保管場所もいらずメリットが大きくおすすめです。

エニタイムドレスブラックは、店舗で試着し、その場で喪服をレンタルできるサービスです。サイズが合わない、日程に間に合わない、似合わないといったデメリット面をカバーできる喪服レンタルサービスになっています。