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お通夜や葬儀・告別式に参列できないときに弔意を伝える方法は?

訃報を受けても、どうしても葬儀に参列できないこともあるでしょう。
「お世話になった方なのに、何もしないのは心苦しい」
「葬儀に行けなくても、弔意を伝えたい」
と思ったとき、葬儀に行けない場合であっても哀悼の気持ちを伝えることは可能です。
この記事では、お通夜や葬儀・告別式に行けない場合の対応についてご紹介します。

お通夜や葬儀・告別式に行けない理由

どうしても外せない予定があり、葬儀に参列できないこともあるでしょう。一般的な葬儀に参列できない理由をみていきます。

  • ●仕事の都合
    大切な会議で仕事を休めないときや、出張で遠方にいるなど、仕事の都合で行けないこともあるでしょう。ほかにも、海外や遠方にいて葬儀に間に合わないこともあります。

  • ●家族や場所の問題
    遠方で移動に日数がかかる場合や、育児や介護で家を空けられず、お葬式に参列できないこともあります。

  • ●体調や感染リスク
    自分や家族の体調が悪いときや、職業柄感染リスクを避ける必要がある場合、長時間人が密集する葬儀への参列が難しいことがあるでしょう。また、体調不良の状態でお通夜や葬儀に参列するとかえって迷惑になる恐れがあります。

  • ●事前に決まっていた予定
    受験や就職試験といった人生を左右するイベントや、事前に決まっていた大切な人の結婚式など、自分の都合で日程変更ができない予定がある場合も、やむなく葬儀を欠席する必要があるかもしれません。故人との関係性を考慮して判断しましょう。

葬儀に行けないときの伝え方マナー

葬儀に参列できない時は、電話や口頭で手短に伝えましょう。メールで連絡を受けた場合はメールで返信して構いません。

ご遺族の方は葬儀の準備で忙しいため、長々と理由を話すことは避けます。哀悼の気持ちを伝えてから欠席する旨を伝えましょう。

欠席の場合は葬儀に参列できない理由を伝えます。一方、最後のお別れである葬儀は、ハレの日の予定より優先させることがマナーのため、結婚式などの慶事の場合は、理由を伝えることは避けましょう

具体的な理由を伏せる場合は「やむを得ず」「都合がつかず」といった言葉で欠席を伝えます。

葬儀に参列できないときの方法

やむなくお葬式を欠席する場合も、香典などの方法で気持ちを伝えることができます。
参列できない場合に弔意を伝える具体的な方法をご紹介します。

香典を代理人に託す・郵送する

家族など代理人の方に依頼して、香典を託して葬儀に参列してもらう方法です。

香典の相場は親族の場合は1〜10万円、知人や友人の場合は3,000円〜1万円が相場です。代理人に依頼する場合は、合わせて弔電を送ると気持ちが伝わります。

どうしても代理人への依頼が難しい場合は、現金書留で郵送しましょう。郵便局で伝えると、現金書留専用の封筒がもらえます。

供花を送る

お葬式の会場に飾られる供花を送る方法もあります。

生花店や葬儀会社に連絡して送ることができます。供花とあわせてお悔やみ状も一緒に送りましょう。宗教や地域によって供花の花は異なるため、葬儀会場に依頼して相談するといいですね。

一方、葬儀会社によっては持ち込みを拒否する場合もあるので、あらかじめ葬儀会社に相談する必要があります。また、葬儀場に供花を飾る時間が必要になるため、葬儀の3時間前には届くようにします。

弔電を打つ

お悔やみ電報である弔電を打つ方法もあります。

弔電はNTTや郵便局、ネットサービスのサイトから送ることができるのでチェックしましょう。お届け先情報や差出人情報、お悔やみメッセージを入力するだけで弔電を送ることができます。弔電は3,000円〜5,000円程度が相場となっています。

葬儀が始まる直前に弔電が届くと迷惑になるので、葬儀の3時間前には弔電を送るようにしましょう。また、葬儀終了後に弔電を送ると失礼になるため、間に合わない場合は後日の弔問などで弔意を伝えます。

お悔やみの手紙やメールを送る

葬儀に参列できない時や、香典を辞退している場合は、お悔やみの手紙で弔意を伝えることも可能です。

お悔やみの手紙は四十九日までに届くようにします。手紙には、葬儀に参列できなかったことへのお詫びの気持ちや、お悔やみの言葉を書きます。忌み言葉や重ね言葉に注意して書くようにしましょう。

親しい方の場合はメールで送る場合もありますが、目上の方の場合は手紙で送るようにしましょう。

お悔やみの言葉のマナーについてはこちらをご参考ください。
お葬式のマナーを踏まえたお悔みの言葉とは?NGまで詳しく解説

後日弔問へ行く

供花や弔電が間に合わなかった場合や、特に親しい間柄の方が亡くなられた場合など、後日訪問する「弔問(ちょうもん)」の方法があります。

葬儀終了後にご遺族の自宅へ伺い、香典をお渡しします。

後日弔問する場合のマナー

葬儀に参列できなかったときや、家族葬のためお通夜や葬儀に参列できなかった場合に、弔問へ行く際のマナーをみていきましょう。

葬儀後から四十九日までに弔問する

葬儀に参列できなかった場合、葬儀3日後から四十九日までの間が弔問の目安です。葬儀直後は忙しいため、片付けが落ち着く葬儀3日後以降が良いでしょう。

先方の都合を確認してから伺う

ご遺族に必ず連絡して、弔問の都合の良い日程を尋ねましょう。ご遺族と初対面の場合もあるので、連絡する際は故人との関係を説明しておくといいですね。

もし弔問を断られた場合は、無理強いせずに先方の意向を尊重しましょう。ほかにも、訃報のお知らせを人づてに聞いた場合も自宅への弔問は避けるようにします。

服装はビジネスカジュアル

葬儀後の弔問の場合は、落ち着いたビジネスカジュアルの服を選びましょう。葬儀が終わり、ご遺族も普段の生活に戻られているので、喪服は避けます。

弔問で必要な持ち物・手土産

弔問時にはお香典を持参します。ほかにも、故人の供養としてお菓子や果物、お花などがふさわしいでしょう。

葬儀後の弔問の場合は数珠を持参しておきましょう。

家族葬のため参列を控えるときは?

最近では、家族や身内だけでお別れする「家族葬」の形式の場合もあり、近親者以外は葬儀に参列できない場合もあります。「最後の時間を家族だけでゆっくり過ごしたい」「静かに見送りたい」といった気持ちから家族葬を選ばれています。

訃報とともに、家族葬であることや「近親者のみで執り行う」などが伝えられた時は参列を控えます。家族葬において香典や供物を辞退する案内があった際は、控えることがマナーです。

香典を送る場合は、現金書留で郵送します。もしくは、家族葬の前後に弔問して直接渡しましょう。

まとめ

自分の事情やご遺族の意向で葬儀に参列できないときの弔意の伝え方をご紹介しました。マナーやご遺族の状況に配慮しながら、大切な方へ哀悼の気持ちをお伝えしたいですね。

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