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お通夜で平服はマナー違反?【喪服と平服の選び方を解説】

お通夜に参加する際、平服を着用しても良いものか、喪服で参加するべきなのか悩みますよね。

特に社会人になって初めてお葬式に参列される方の場合、喪服ではマナー違反なのか、そもそも平服はどのようあ服装なのか気になるかもしれません。

そこで今回は、お通夜における喪服や平服の考え方や選び方を解説します。

平服とは?普段着との違い

大切な人を送り出すお通夜では、マナーを守りつつもその場に合った服装で出席したいところです。ここでは、一般的な平服の意味と弔事における平服の意味を紹介します。

平服とは略礼装に位置する

「平服」とは、礼服・礼装でなくても良いという服装を指します。

しかし、冠婚葬祭のシーンでの平服は意味が異なります。お通夜での平服とは、「場に適した服装」を指し、正装を略した略礼装にあたると考えるのが良いでしょう。

●略礼装(インフォーマル)

礼服は格式別に正礼装準礼装略礼装に分類されています。

準礼装から格式が1つ下がった装いが、略礼装です。「平服」=「略礼装」であり、平装は、堅苦しい服装でなく、少し格式を下げた装いと考えるのが良いでしょう。

平服=普段の服装ではない

一般的に、平服=普段着ではありません

いくら、平服が礼服・礼装でなくても良いとはいっても、通夜式での普段着の着用は、正しい服装ではありません。

「平服」であっても、カジュアルな普段着ではないことを念頭に置いておきましょう。

お通夜には喪服を着ない方がいい?

お通夜での喪服の着用は、マナー違反であると聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。故人が亡くなり、突然行うことの多いお通夜では、かつて「喪服をお通夜で着用することは失礼」と、平服で参加するのが本来の形でした。

急なお通夜に喪服を着ていくと「喪服を準備して亡くなるのを待っていた」と捉えられてしまうこともあるためです。

しかし、時代の移り変わりでライフスタイルが多様になったことと比例して、決まりごとも変化しています。詳しく見ていきましょう。

携帯電話の普及

訃報の知らせは、思いがけず急にやってきます。昔は訃報を町内の回覧板で流すなど、伝達方法が限られていましたが、携帯電話が普及し、SNSなどさまざまな連絡手段が増えた現代では、すぐに情報が伝わるので喪服で行くことはおかしいとは言えません。

夕方以降にお通夜が行われるから

最近では、故人が亡くなった翌日以降に通夜が行われることが多くなっているため、準備する時間があることから、喪服での参加が基本となっています。

また、仕事で日中の葬儀・告別式に参列しにくく、夕方以降に行われるお通夜に参列する人が多い現状です。故人を悼む場として通夜が大きな役割となり、喪服を着用する人も多くなってきました。

お通夜のルールは、地域によって大きく形を変える点も特徴です。地域によって服装が異なることもあるので、親族などに訊いてみるのも良いでしょう。

喪服と平服で迷った時

お通夜の服装は、喪服か平服かどちらが良いのでしょうか。服装に指定がなくても、喪服と平服のどちらを着用するべきか、判断が難しい場合があります。

では、喪服か礼服か判断方法を見ていきましょう。

「平服で」のお知らせがあれば平服

お通夜の招待状に、「平服でお越しください」と書かれていることがあります。

その場合は、平服、または会場の雰囲気に合わせてカジュアル過ぎない服装で参列するのが良いでしょう。

タイミングで決める

訃報の知らせからお通夜までに時間がない時(当日など)は、平服を着用し、お知らせから1日以上空くのであれば、喪服を着用しましょう。

基本的には喪服の用意が可能で、平服と喪服かを迷うのであれば、喪服を選ぶのが良いでしょう。

大切なのは故人への気持ち

一方で、一番重要なことは、服装ではなく故人を偲ぶ気持ちです。

大きなマナー違反な服装ではない限り、送り出す気持ちは周りの方や親族の方々にもきちんとちゃんと伝わります。故人を偲ぶ気持ちを大切にしましょう。

悲しみの席での平服のマナー

通夜に参列するときは、礼服を着ていくのが基本ですが、平服を着る場合はどのような服装が良いか迷ってしまうでしょう。

ここでは、お通夜での平服のマナーについて解説いたします。故人を偲ぶためにお通夜に参加するということを忘れずに、身だしなみを整えましょう。

女性参列者の服装

お通夜の服装は、黒・紺・グレーといった落ち着いた色合いの落ち着いたスカート+ジャケットやワンピース、パンツスーツが一般的です。

●露出が少ない服

女性は、極力身体のラインが出にくく、肌の露出を避ける服装を選びましょう。袖は七分丈か長袖、スカートの丈は、座る時に膝が隠れる丈のものを選びましょう。

●足元のマナー

ストッキングは黒を着用するのが一般的です。靴は、シンプルでヒールも3〜5cmの高すぎない黒のパンプスが好ましいとされています。サンダルやミュールは避けましょう。

お通夜に参列するときに必要なもの

ここでは、お通夜に持参すべき小物をご紹介します。

お香典・袱紗

お香典を包むために袱紗は必要なアイテムです。

受付で袱紗からお香典を出すので、マナーとして必須な小物です。

袱紗も派手すぎず、紫・紺・深緑・グレーなど寒色系の色のものを選びましょう。

数珠

お通夜に参列する場合、数珠を持参します。数珠は念珠とも呼ばれています。

数珠は、色や形を問わず、手持ちのものを持参しましょう。

一方で、仏教徒でない場合や、故人の宗教が仏教以外の場合、数珠を持つ必要はありません。また、急なお通夜で手元に数珠がない場合にも数珠は持参しなくてもマナー違反とはならないでしょう。

ハンカチ

ハンカチは必須ではありませんが、涙や汗を拭くなど使用頻度は高く持参をおすすめします。

一般的には白のハンカチが良いとされていますが、持っていない場合は派手な色や柄が入っていないシンプルなものを選びましょう。

白の他には、黒・薄いブルーや薄いピンクなど落ち着いた色味が適しています。

まとめ

お通夜で「平服でお越しください」とあっても、お通夜ならではの着用のルールや服装のマナーがあります。

  • ●平服といっても、デニムやトレーナーなどの普段着ではない
  • ●喪服の着用はマナー違反ではないが、地域によって異なる
  • ●「平服で」のお知らせがあれば平服で良い

平服は「普段着ているカジュアルな服」のことではなく、「略喪服」のことなので間違いのないよう気をつけましょう。

何より大切なことは、亡くなった方や遺族を偲ぶ気持ちです。

そのことを忘れずに、その場にふさわしい服装で参列しましょう。

「どんな服装を選べば良いのかわからない」
「間違えた服装でマナー違反をしたくない」

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