お葬式に適している女性の靴マナーは?ポイントを紹介
女性のお葬式の靴には、いくつかのマナーがあります。この記事では、マナー違反とならない、お葬式に適している女性の靴について、ポイントを踏まえて紹介します。いざというときに慌てずに済むよう、ぜひ参考にしてくださいね。
お葬式に適している女性の靴のポイント
お葬式に適している女性の靴の主なポイントは、以下の3つです。
●黒
●リボンや金属などの飾りやついていない
●安定した高さのヒール
それぞれ詳しく見ていきます。
お葬式に適している女性の靴の色は「黒」
お葬式のファッションの基本は、色が黒であることです。袱紗といった小物には濃い紫や濃い緑がマナー上許されています。しかし着る服のほか身につけるものの色は黒がマナーです。
そのためお葬式に参列する場合は、靴も黒を選びましょう。
お葬式に適している女性の靴は「シンプルなデザイン」
お葬式に適している女性の靴は、カジュアルではなく、派手でないものを選びます。具体的にはリボンや金属などの飾りがついていない、シンプルなデザインのものです。
飾りがついている靴はカジュアルなものとみなされるため、お葬式には不向きです。またヒールのないローファーやかかとが見えるバックストラップつきのパンプスも、お葬式に女性が履く靴としてはマナー違反に当たります。
ブーツはロングでもショートでも、カジュアルな印象を与えるため、お葬式には不向きです。パンプスのシワ加工くらいはマナー違反ではありませんが、可能な限り飾りやデザイン的な加工がされていない靴を選びましょう。
お葬式に適している女性の靴は安定した高さのヒール
お葬式に適している女性の靴のヒールの高さは、安定した高さとされています。具体的な高さの目安は、3cm~5cmです。
種類でいうと、パンプスはOK、ハイヒールはNGといえます。
安定していることが求められるため、ヒールの高さがなくてもピンヒールもマナー違反です。ハイヒールやピンヒールは、お葬式以外のカジュアルな場面で使用し、お葬式用には別にシンプルなデザインの黒いパンプスを用意することをおすすめします。
靴の素材は?
お葬式に適している女性の靴の素材は、革か布です。
具体的には、天然皮革や合成皮革、布地の靴を選びましょう。
ただし光って見えるエナメルは、お葬式の場にはふさわしくないためNGです。さらにスエードはカジュアルな印象を与えることから、お葬式には不向きとされています。
お葬式にはシンプルなデザインの靴がマナーであることから、アニマル柄といったデザインのものもマナー違反となります。
ヒールのポイント
お葬式に女性が履いていく靴には「歩く音が響かない」ことも求められます。靴のなかには歩くと「カツカツ」と音が響く素材で作られているものがありますが、お葬式には不向きといえます。
お葬式に適している女性の靴のヒールのポイントは、以下の3つです。
●歩くときに音が響かない
●ピンヒールといった細いヒールはNG
●ヒールの高さは3cm~5cm
ヒールの高さと安定感については個人差という考え方もあるかもしれません。
一般的に低すぎるヒールはカジュアルとみなされ、高すぎるヒールは華やかな印象を与えます。
お葬式は個性を主張する場ではなく、亡くなった人を関係者全員で悼む場です。個性を主張することなく、場のマナーを守ることを優先しましょう。
トゥ(つま先)の形
シンプルな黒のパンプスにも、さまざまなデザインがあります。お葬式にふさわしい女性の靴を選ぶときは、つま先のデザインにも注目して選びましょう。
マナーを守った靴のつま先のデザインは、以下です。
●スクエアトゥ
●ラウンドトゥ
●アーモンドトゥ
ポインテッドトゥはぎりぎりマナー違反とはいえませんが、人によってはふさわしくない、と感じられるカジュアルなデザインです。替えがあれば、ポインテッドトゥではない靴を選びましょう。
オープントゥは肌が見えるため、お葬式の女性の靴としては不向きです。
お葬式に参加するときの注意点は?
靴のデザインや素材、ヒールの高さを守ること以外にも、お葬式に参加するときには守るべきマナーがあります。
1つ目は、靴の中敷きです。
お葬式に参列する場合、場所によっては靴を脱ぐことがあります。脱いだ靴の中敷きがボロボロに傷んでいたり、派手なデザインであったりするのは、マナー違反とみなされます。お葬式にふさわしい靴があったからと安心せず、中敷きまでチェックしておきましょう。
また靴が汚れていたり、キズがあったりする場合は、お葬式に参列する前に必ず靴クリームや革用のワックスなどでメンテナンスをすることをおすすめします。
細部まで「人を不快にさせない」配慮をすることが、社会人としてのマナーです。
まとめ
お葬式に参列する女性の靴のマナーについて解説しました。
お葬式は前もって知らせが来るわけではありません。しかしマナーを理解しておけば、事前にぬかりない準備ができます。
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